人は「仕事」につくと、嫌でも「仕事」が人生に大きな影響を与えるようになってきます。
時間の過ごし方、出会う人、手にするお金の量、将来への希望、配偶者の選択、子どもへの教育環境の選択・・・等、あらゆる面で「あなた自身の選択」を広げたり狭めたりするのです。
ですから、「仕事の選択の自由と充実」なくして「活き活きした生活」を得ることはできません。
ということがわかっていながら「活き活きした生活を送れていない・・・」のは、実は私自身だったのです。
私自身を変えることが、私のライフワークである「個人の自立」のための第一歩でした。
私自身が立ち直るためのテーマ
私は、社会一般の物差しでいえば、恵まれたキャリアを歩んできているといえます。しかし、実態は「何をしても、やる気がでない」人間でした。給料にも恵まれていましたが、上司にお金を借りてまで酒を飲んでしまったり、物を買うことで気持ちの穴埋めをしようとするような、心にぽっかりと穴が開いているような人生だったのです。
「これはマズイな・・・・」
私自身が活き活き生きるための答えが「ドーパミンが吹き出す仕事をもつ」ことでした。
わかりやすのは、子どもが夢中になって嬉々として遊んでいるような「フロー」や「ゾーン」と呼ばれるような状態です。仕事において、そんなことが可能でしょうか。
その疑問を解くための行動が、大学院に行っての個人経営の研究、MBAの資格取得、キャリアコンサルタントの資格取得、NPO法人の設立、整体学校への入学、整体院の開業、整体学校講師へとつながっていきます。
「ドーパミンが吹き出る仕事をもつ」ための最適な選択が「個人の自立」
整体院開業準備のために、無料施術で1日に何十人、1ヶ月で何百人という体をみていたときのことです。
「確かに今、俺にはドーパミンがでている!」と実感しました。寝る間も惜しんでやる気十分!で仕事をしているのです。 おかげさまで、開業1年目で1,800万円もの売上げを達成し「整体業では奇跡だ」という評価をいただきました。
私自身が学んだことを総動員して、私の整体院開業が成功した理由「なぜ、私は、こんなにもやる気がでたのか?」を考えてみました。どうやら「整体業だからやる気がでたわけではない」ようでした。
私のやる気がでるのは「仮説と検証をしているとき」です。小学生の理科の実験、パキンスタンでの家電市場開拓が私のやる気を引き出してくれました。毎日「仮説と検証」の日々が送れる整体師という仕事は、私のドーパミンがでる最高の環境だったのです。すると、その最高の環境を維持しようとする気持ちが働きます。つまり、整体院の経営を強いものとして、よりよい環境を自分のために作り出すことです。
その後、たくさんの方々に「個人が自立するために、ドーパミンが吹き出る仕事を獲得する指導」をさせていただきました。
これを実現する難しさは「やる気の持続」です。組織に依存しないので、いつでも怠けることができるからです。逆にいえば「どんなやる気を持つのか」を間違えさえしなければ、「どんなライフスタイルなのかを個人が自由に決められる」のです。
ナマケモノがとんでもないハタラキモノに大変身して、活き活きとした顔になっていくのでした。
「個人の自立」とは、個人・組織・社会と友好的な関係の上に成立する
「個人の自立」で誤解していただきたくないことは、「個人の自立は、個人・組織・社会との友好的な関係の上に成立する」ということです。つまり、個人の自立を支えているのは、目に見えない方々のおかげなのです。
また、お金のためだけに自立するのでもありません。「毎日、ドーパミンがでて、楽しく思ったように生きたい。」そのために、経済的、社会的、健康的に自立した状態を手に入れること、具体的な手法としては「自分で事業を営む方法」が、もっとも、自分に適したドーパミンをだせる環境を手に入れられるのです。
私自身の経験だけでいえば、大手企業に勤めていたときよりも、はるかに多くの個人・組織・社会との関係をもつようになりました。ですから「会社を辞めてしまうと、人や社会との関係がなくなってしまうのが怖い」と思っている方にこそ、今の人間関係がある内に、個人として自立することをおすすめしたほどです。
個人・組織・社会との関係をもちたいのから「しがみつく」のではなく、自立した個人として対等なおつきあいをしていく術を身につけませんか?というのが、私たちが実践してきたことであり、もっとも自身をもって提案できる「人生を楽しむ」方法なのです。
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